当店では、加温してあげなくては生きられない動物達が沢山おり、そのためにエアコンや温室などの暖房器具はこの時期は欠かません。

しかし、今回のような未曾有の大震災、福島原発の事故などによる電気供給量の低下によって節電を心がけなくてはいけない状態となっております。

そこで簡単に出来て、なるべく電気を使用しない(使用頻度が高い時間は使わない)ように下記のような方法で当店では節電を行っております。
1.タイマーを使って使う時間を設定する

今まで爬虫類部屋は24時間エアコンをフル稼働で使用していましたが、実際加温が必要な時間帯は気温が下がってくる夜〜明け方までにかけてなので、夜の21時〜朝の6時まで稼働するようにタイマーを設定し、それ以外は切ることにしました。

どうしてもボアやパイソンなどの低温状態が続くと体調を壊してしまうヘビやトカゲ類は飼育していないため20℃以下にならなければなんとかなります。
そしてエアコンを使っている時間帯は、家庭や会社などでも電気使用量が少ないので昼間〜夕方に比べると迷惑をかけないと思います。

2.熱を逃がさないようにする

せっかく温めた熱を逃してしまうと電気の無駄遣いとなってしまうので、爬虫類部屋は24時間カーテンや窓、ドアを閉め切った状態にし、さらに温室などは梱包材(プチプチ)を何重にも巻いて保温しております。(使い勝手は悪いですが・・・・)

そして温度を常に把握できるように温度計を室内に2つ、温室内に1つセットし、爬虫類達の状態を常にチェックすることで事故(病気など)を未然に防ぎます

3.餌をなるべく与えない

ナミヘビはベビーであってもよっぽどの事がない限り1週間、アダルトであれば1ヵ月ぐらい餌を与えなくても死んだりはしないので我慢してもらっています。もちろん水は毎日新しいのに代えています
(当店に関しては、ライノラットとベビー以外は冬眠させています。)

ヤモリに関してもソメワケやレオパは尻尾に栄養を貯めこんでいる子(プリプリの尻尾)であれば2週間ぐらいあげなくても大丈夫なので様子を見つつ我慢してもらってます。

4.それ以外には

服を着れば人間は寒さに耐えられるので、エアコンは一切使用していません。また蛍光灯に関しては半分しか点けないようにし、冷蔵庫もなるべく物を入れないようにしています。そしてどうしても電気を使う必要がある場合は深夜に使っています。

まだこれ以外にも方法はあるとは思いますが、これだけの事をするだけでも今までに比べればかなりの電力カットが出来ると思うのでこれからも頑張って節電して行こうと思っています。

【注意】爬虫類達によっては上記の方法が全て有効ではないので皆様方が行われる場合には十分検討して頂いてから実行してください。大切な子を病気などにしてしまうのは良くありませんので・・・・・