1. 初めに
デュビア(別名アルゼンチンフォレストローチ)
【学名:Blaptica dubia】は、日本でも両爬虫類や熱帯魚の餌として販売されているゴキブリの一種です。
別名の通り、アルゼンチンなど南米や中米に生息し、平均寿命は産まれてきてから大体1年〜2年ぐらいと言われています。
 日本のゴキ○リ程までとは言いませんが、嫌悪感を持ってしまうルックスをしており興味の無い方からすればただの害虫にしか見えません・・・(私も最初は抵抗が少しありました)
 しかし、餌としては大変優秀で、コオロギと違い鳴かないですし、共食いすることも殆ど無く、壁も登らないので最近では餌用ローチとして使われることも多くなってきています。

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2. 必要な設備や環境について

よほど環境が悪くない限りどんな入れ物に入れようと、どんな餌を与えようと増えると思います・・・
ここでは最低限必要と思われる物を紹介致します。

ケージ
 脱走されないような入れ物であればどんな物でもOKです(笑)
ただ蒸れてしまうと変な虫が湧いたり、臭くなってしまうのでフタには空気の出入りが出来るような物を用意してあげてください。(カブト虫やメダカ飼育用プラケースで全く問題なし!)

水入れ
水は切らさないようにしてあげてください。(共食いや死亡の原因になります)
容器に水を入れるだけでもOKですが、溺れて死んでしまう個体が必ず出てきますので、当店で販売しているようなローチ用水入れがお勧めです♪(手入れも楽ですよ〜)

床材
いろんな床材がありますが、新聞紙、ペットシート、腐葉土など管理しやすい物を使ってください。当店では以前までは腐葉土を使っていましたが、現在は何も敷いていません(汗)

ヒーターや、クーラー等の温度管理器具
 彼らは暖かいところに住んでいるため冬は加温してあげてください。室内であれば寒くて死んでしまうということはないかもしれませんが食欲も減ってしまいますし、繁殖もしなくなってしまいます。
当店ではエアコンで温度を26℃〜28℃ぐらいに保温してあげていますが、パネルヒーターを一枚下に敷いてあげれば冬でも元気に活動してくれます。(全面に敷くのではなく1/3ぐらいで)

隠れ家
 正直これが無いと彼らは安心して生活できません。繁殖を考えていない場合でも彼らが常時隠れられる隠れ家を用意してあげてください。卵用の紙パックや、園芸用の紙ポットがBestですが、新聞紙をぐちゃぐちゃにしたものでも大丈夫です。古くなってきたら捨てられるので紙製の物が楽です。

3. 日常の世話

通常行う世話としては、無くなったら餌と水をあげるぐらいです(笑)
 床材は飼育している環境や数によって変わりますが、大体1〜2ヵ月ぐらいに一度交換してあげると良いと思います。

4. 餌の種類と与え方
 彼らはどんな物でも食べるので何を与えても生きていくことは出来ますが、出来れば栄養価の高い物で植物性の餌を与えてあげてください。なぜなら彼らを餌とする両爬虫類や熱帯魚は、植物性の餌を食べることが少なく、栄養が偏ってしまうからです。(雑食性の爬虫類などを除く)
当店で販売しているローチの餌は、ウサギの餌を粉砕した物をベースにカルシウムパウダーを混ぜ合わせて作っているので栄養価も高くお勧めです♪
お客様でもミキサーとウサギの餌、カルシムパウダーを用意して頂ければ簡単に、安く作ることが出来るので是非試してみてください。

5. 繁殖について

放っておいても勝手に増える生き物ですが、コンスタントに増やし続けるにはちょっとしたコツが必要になってきます。それは過密飼育です。広いケージの中に数匹のペアを入れただけでは中々増えてはくれません。彼らは団体で集まることで安心し、落ち着くことが出来るため、ちょっと狭いかな?ってぐらいなケージにある程度の数を入れて飼育してあげると知らない間に可愛い赤ちゃん達が産まれています♪
 彼らは胎生のため卵鞘を産み落とすのではなく、赤ちゃんを産みます。(大体20〜40匹ぐらい) 
産まれて来た赤ちゃんは最初メス親にくっついていますが、ある程度時間が経つと自分達だけで動き出すようになるのでそうなったら親たちと同じ餌を与えればOKです
  
6. 当店での飼育方法
人様に言える程の飼育設備じゃありませんが、参考程度にご紹介させて頂きます。
当店では、ドリルで蓋に穴を開けた衣装ケースやコンテナボックスにペットシーツを敷いて、卵パックを幾つも重ねた中で飼育しております。夏は熱がこもらないように、冬は寒くなり過ぎないように気をつけてはいますが、日常の世話以外は全く行っておりません(汗)
餌はそのままではなく餌入れに入れて与えております。(ばらまくと床材の汚れが早くなってしまうため)
 餌に野菜くずなどを与えるのも良いのですが、水気が多いためダニやハエが湧き安くなってしまうため私は与えていません。

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